乳化と消費

水曜日・・・。


何故かとても忙しかったです・・・。


ベーシックなオイルから

超高級オイルまで・・・。


こんな寒い時期に

ありがたい・・・。







さて。

本日は忙しくて

ベビコン作業はできませんでした。


なので、

最近多い質問に対しての対応策でも

ネタにしましょう・・・。


まずは、

オイルの『乳化』の件・・・。


『廃油を抜いたらまるでカフェラテのような状態だったのですが
どういうコトでしょうか?』

これが一般の方の質問。


・・・で、

『乳化を防ぐ為にはしっかり充分に走るしかない。
でもそれができない場合の対策ってないかなぁ?』


というのがプロの質問。


オイルの乳化(エマルジョン化)に関しては

これまでも何度となく取り上げてきましたが

特に冬場はこの質問が増えます。


・・・で、

その対処法はたった一つしかありません。

そう、プロの方が言うように

『走る』のみ・・・。


乳化現象が起きている人の共通の使い方、

それは、『チョイ乗り』の繰り返し。


例えば、駅まで3分の走行を毎日繰り返しているだけ・・・とか、

基本近所のスーパーに買い物に行く時しか使わない・・・とか・・・。


では何故このような乳化が起きるのか?


特に冷たい外気温の季節に

エンジンを掛けスタートし例えば3分の走行で

エンジンを切ってしまえば、エンジン内の水分は

蒸発する暇もなくエンジンの中に留まります。


これを毎日、いや、朝晩繰り返せば

エンジン内の『水と油』はどうなるか考えれば御理解頂けるかと

思います・・・。


つまり、エンジンを充分温める段階まで走れば

何の問題も起きません。


ま、特に、こういう『チョイ乗り』的な使い方をしがちな

原付レベルでは結構メジャーな現象で特に空冷エンジンではそれが顕著。

もっと言うとホンダのカブ系エンジンではお約束。


よく、

『オイルで対策はできないのか?』

と聞かれますが、

無理です。


そもそも『水と油』です。


てか、逆に言うと

乳化されるコトはオイルがマトモに仕事をしてる・・・というコトです。


だから、結局、『走る』しかないのです。


週一が無理なら月一で構いませんから

隣町まで走って下さい。


人間の体と同じで

少しは動かさないと何処かに弊害は出るモノですので。


『オイルを柔らかくすればイイんじゃね?』

という意見もありますが、

確かにそれは効果があります。

短時間で暖まりますから・・・。


ただ、オイル屋の立場からの意見として言いますが

指定粘度は守って下さい。(笑)いや、マジで。



実際、『0W-20を入れたら乳化しなくなった!』

という実例も目の当たりにしていますし、

一つの手段ではあります。


でも、

『一番大切なコト』を無視してまで

やるコトではありません・・・よね・・・。


裏技はあくまで裏技であり

決して主流ではありませぬ。


敢えて提案するなら

冬場はいつもの半分のスパンでオイル交換するというのは

得策です。


乳化したモノをどんどん捨てるんです。

季節が替わり現象が収まってきたら元の交換スパンに戻せばイイだけ。






それからもう一つ。

『オイルの消費が目立つようになってきたが何か対策は?』

・・・というもの。


この質問は当たり前ですが

一般の方からが多い・・・。


まあ、そういうエンジンの場合、

大体15万キロ以上走行したエンジンが多いです。(クルマですよ。)

国産車に限って言えば

普通車なら20万キロ、軽で10万キロ辺りで

そんな症状が出始めます。


『固いオイルにすれば(消費が)抑えられますか?』

・・・ええ。確かに、それは1つの対策になります。


でも、基本的には減るモノは減り続けますから

例えばピストンリングでも換えない限り

根本的な解決にはなりません。


ただ、

『乳化』の時の『オイルを柔らかくする』より

『消費』の際の『オイルを固くする』は

ずっとマトモな手段だと思います。


指定粘度を下回るのは恐怖ですが

指定粘度を上回るのは基本どうってことは無いから・・・です。


オイル消費が始まっているような状態の場合

『燃費が悪くなるから粘度は上げたくない。』

なんて言ってる場合でもないでしょうから

やってみる価値はあります。


・・・あくまで気休め程度で。


私もいろんなものでいろいろ試しましたが、

『粘度の下だけ上げる。』というのが案外効果があります。


例えば、

今まで5W-40だったのを10W-40にする・・・とか、

今まで10W-40だったのを15W-40にする・・・とか。


極端に粘度を上げてしまうと

当たり前ですが走らなくなります。

例えば、0W-20指定のエンジンに20W-50を入れるとか・・・。

まあ、やめた方がイイでしょう・・・。(やったコトありますが。笑)


ま、でも、

いずれにせよ

気休め・・・だと思って下さい・・・。(笑)


1000キロ走るのに1L無くなる・・・なら

修理をして下さい。

2ストじゃないんですから。


オイルのレベルゲージの下限を切るまで3000キロ走れるなら、

3000キロ毎にオイル交換すれば問題ありません。

理論上その程度(の消費)なら乗り続けられるコトは可能です。(笑)


新車時から

良質なオイルを

正しいスパンで換えていれば

『消費』の症状が出てくる時期を

驚く程遅らせるコトができます・・・。


結局それしかありません。


今まで

何十台もそういう実例を見てきました。


だから、

死ぬまでに

私も新車というモノを一度でイイから

買って(飼って)実践したいと思っていますが

私が新車を買うなんて

多分・・・、いや絶対無理でしょうねぇ・・・。(苦笑)


VX500.jpg
新車からVX600を使ってきたクルマがあるがこの度15万キロに到達しVX500に切り替えた。様子を見ながらだがこの先20万キロを超えてきたらVX300・・・という導きを考えていたりする・・・。

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